K邸
川崎の木造住宅の建て替え。
広い敷地に大きな池と林、3面が道路に面している。
60年前に建てられた現状の位置に建て替えることになった。
今回の計画では、省エネタイプの温熱環境と共に、来客の多い施主の2世帯住宅としての機能の充実がテーマになった。
池と林からの湿気を避けるため、1階床下は高めにした。

また、広い住宅なので地熱の活用を考えた。
冬には24時間換気の吸気を床下に通して地熱の余熱で暖め、床暖房の熱もべた基礎に蓄熱し、暖房を止めたときにも暖かく過ごせるようにした。
夏には、低い地熱を吸気で活用しつつ、1階床の温度、湿度を調節するため床下全体に除湿を主とした空調機を入れ、各個室のエアコンの使用を少なくした。
日射を避けるため庇を深くし、屋根は断熱材付の金属屋根材を使用した。
また、熱がこもらないように通気層を設けている。

DATA
所在地…川崎市
敷地面積…319.72 (96.72 坪)
建築面積…143.22 (43.32 坪)
延床面積…211.17 (63.88坪)
構造規模……木造・地上2階建
 

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