河口湖民家再生
施主の生家の100年以上たった民家を、陶芸アトリエに再生。
伝統木造工法の風土に合った合理性に感心した。 少し傾いていても、ほぞ組なので側より引くと元に戻り、 布基礎でないため、わきの小川が増水しても、床下に水が入っても、 文字どうり受け流して、基礎に水が溜まる事もない。
朝日、夕日が水平になるまで床下に陽が当たり、 紫外線の嫌いな白アリが地上に出て来られない。
また軒が1m以上出ているため、木造の弱い土台も保護している。
その良さを損なわないように耐震補強を行った。 屋根と外壁は、新規に断熱材を入れてやり変え、 蚕を飼っていた中二階に畳の座敷を設けた。
台所のカウンタ−のタイルは施主が焼き貯めたものを使い、 オリジナルの台所になっている。    


DATA
所在地…山梨県河口湖
建築面積…79.50u(24.04坪)
延床面積…95.679u(28.94坪)
構造規模…木造2階(伝統工法)


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